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【大会最終日】中国が韓国下し11度目の優勝、日本は快勝で3位!

2011年8月28日

勝負どころで中国をけん引した#8ミャオ選手。

中国は接戦の末、オリンピックの出場権を獲得。

日本は快勝で3位に。試合終了後は選手たちの笑顔も。

大神らベスト5に選出された選手たち。

 8月28日(日)、第24回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権 長崎/大村大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選の大会最終日に、決勝、3位決定戦の2試合が行われました。中国は決勝で、ここまで全勝の韓国を65-62で下して2大会連続11度目のアジア制覇を果たしました。また、日本が3位決定戦でチャイニーズ・タイペイ相手に83-56と快勝しました。

 決勝では、中国と韓国が、立ち上がりともにリズムに乗りきれないながら、前半は34-28で中国がリード。第3ピリオドでゴール下の争いを韓国に握られ逆転を許します。第4ピリオドで、両チームともに一歩の引けを取らない接戦となる中、中国が逆転に成功すると、3点リードで迎えた残り4秒、韓国の3ポイントシュートが外れると、コート上では中国チームの歓喜の輪ができました。

 再延長で敗れた予選ラウンドと同様、激戦となった2強の対決に勝利した中国は、来年行われるオリンピックのアジア出場枠を獲得。スン・フォンウヘッドコーチは「チームが世代交代の時期で重要な大会だった。タフな試合だったが、ロンドン(五輪)に行くことができた。精神面が必要となる中で若手が経験を積むいい試合となった」と、結果に満足していました。

 一方、2位となり来年の世界最終予選に進むことになった韓国のイム・ダルシックヘッドコーチは「(決勝では)作戦通りにいけたが、最後は集中力がかけた。しかし経験がないチームでうまくできたので、後悔していない。最終予選に手応えを感じた」と語っています。

 準決勝で中国に完敗を喫した日本は、チャイニーズ・タイペイに対して序盤から速攻が決まり、試合の主導権を握ります。ここまで課題だったシュートの決定率も高く、前半だけで32点の大差をつけます。後半はチャイニーズ・タイペイの流れとなりましたが、前半のリードを守り切り、3位の座を射止めました。

 中川文一ヘッドコーチは、中国に完敗したチームに対して「元気を取り戻してもらうため励ました。日本らしい試合が展開できた」と、3位決定戦に向けて気持ちを切り替えて、結果を出したチームをたたえました。主将の#13大神雄子選手は「まだ先があることを気づかせてくれた周りの人に感謝している」とコメント。さらに「被災者の人のためにもオリンピックに行きたい」と、オリンピック出場へ向けて諦めない気持ちあらわにしました。

 8月21日(日)から始まった大会の全日程が終了。なお、今大会のベスト5は、優勝チームの中国から#8ミャオ・リージェ選手、#15チェン・ナン選手、韓国の#6チェ・ユナ選手、#15シン・チョンジャ選手、日本の大神選手が選出。また大会のMVPには、最終戦で20得点をマークするなど、中国チームをけん引したミャオ選手が選ばれました。

チケットTicket

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大会のチケットの販売は終了いたしました。

テレビ放送Tv

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J SPORTSでは日本代表の全試合を生中継!!

大会概要Profile

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FIBA ASIA選手権の大会概要。オリンピック出場のシステムについて。

順位表Standings

Level Ⅰ

順位国名勝数負数勝率
1

韓国

501.00
2

中国

41.800
3

日本

32.600
4

チャイニーズ・タイペイ

23.400
5

レバノン

14.200
6

インド

05.000

Level Ⅱ

順位国名勝数負数勝率
1

マレーシア

41.800
2

カザフスタン

41.800
3

インドネシア

41.800
4

ウズベキスタン

23.400
5

シンガポール

14.200
6

スリランカ

05.000