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一覧へ >【大会7日目】日本は中国に敗れ3位決定戦へ、決勝は中国対韓国に
2011年8月27日
中国の執拗な守備に苦しめられた#13大神選手。
決勝進出をかけて、日本と中国の両国の激しいプレイが続いた。
大事な場面で韓国の#12ハ選手の高さが、相手の攻撃を封じた。
試合終了後、レバノンとカザフスタンの両国が健闘をたたえた。
チームトップの23得点をあげ、ベレルⅠ残留に貢献したインドの#7ポールドライ選手。
予選ラウンド最終戦で中国に23点差をつけられた日本は、中国との第2ラウンドとなる準決勝で、#10渡嘉敷来夢選手とケガで2試合欠場していた#12吉田亜沙美選手を先発で起用。しかし、長身選手の揃った中国のあたりの強い守備もあり、序盤からシュートの精度を欠き、前半だけで17点のビハインドを負います。
後半に入って高い位置からディフェンスを仕掛け始めた日本は、スピードをいかした攻撃につなげ、第4ピリオドを中国の得点を上回りましたが、時すでに遅し。中国のリバウンド34に対して日本は16本と、中国の高さに苦しめられました。
日本代表チームが目標としていた優勝を果たせなかったため、主将の#13大神雄子選手は会見で、「力不足で(五輪に今回)いけずに、責任を感じています。4年前と同じ結果となり情けない」と、敗戦の悔しさに涙を見せました。中川文一ヘッドコーチは「(オリンピックの出場権を獲得できずに)申し訳ありませんでした。選手はよくやってくれた。(中国戦では)やりたいことの80%ぐらいできた。守備と高さが厳しかったが、選手の頑張りに満足している」とコメントしました。
オリンピックのアジア地区予選を兼ねているこの大会では、優勝チームに出場権が与えられます。また、2位と3位には来年行われるオリンピック最終予選の切符が与えられるため、3位決定戦となる28日(日)のチャイニーズ・タイペイ戦は重要となります。最終戦に向けて中川ヘッドコーチは「気を引き締めて立て直し、戦いたい」と語っています。
全勝の韓国は、チャイニーズ・タイペイに予選ラウンド最終戦と同様、追われる展開となり、第4ピリオドに1点差に詰め寄られたものの、最後はライバルを振り切り、決勝戦に駒を進めています。イム・ダルシックヘッドコーチは決勝に向けて「(選手の)コンディションが悪く、苦しい試合となったが、いい決勝にしたい。(中国の高さに)対応するため作戦で臨みたい」と語っています。
また、レベルⅠ5位のレバノンは、入替戦でレベルⅡ2位のカザフスタンと対戦。最大14点差のリードをつけたレバノンは、第4ピリオドにカザフスタンに逆転を許します。しかし、攻守の要#15デンソン・ブリトニー選手らが奮起し、最後はカザフスタンを突き放し、65-54で残留を決めました。両チームで唯一フル出場を果たしたブリトニー選手が31得点、20リバウンドと活躍しました。
入替戦のもう1試合、予選ラウンドをレベルⅠ6位で終えたインドは、レベルⅡ1位のマレーシアを相手に、第2ピリオドで逆転すると、後半でマレーシアに追い詰められたものの、リードを最後まで守り切り、66-60で勝利しました。一方、マレーシアはあと一歩及ばず、2大会ぶりのレベルⅠ復帰となりませんでした。
21日(日)から始まった今大会も明日が最終日。第1試合は、オリンピック最終予選の出場権をかけて日本とチャイニーズ・タイペイが対戦します。試合開始は14時。第2試合は、決勝は、大会初日に再延長と壮絶な試合を繰り広げた中国と韓国が再び顔を合わせ、アジアの頂点の座を争います。試合開始は16時。また表彰式や、ベスト5の発表なども予定しています。最終日の試合の観戦チケットは「チケットバスケット」でご購入ください。大会最終日も、みなさまの応援よろしくお願いいたします。